なぜ人材育成をしなければならないのでしょう?その2


みなさんは、常に次のような意識を持って人材育成をされているでしょうか?
「私は”看護”を通して社会に貢献できる専門職業人を育てようとしている」
「私は”看護”について自ら研究し、深く理解してよりよい看護を提供することで、これを職業として成り立たせて生活している」
・・・いかがですか?!

私は、この職業意識がしっかり根付いているところに人材育成の基本があると考えています。
ひとりの専門職業人として、ひとりの社会人として自立し、広く社会に貢献することで自己実現を目指し、達成感を味わうことが出来る人生を歩むことです。この積み重ねが、その人となりをより強く成長させ、更なる飛躍をもたらせます。

日頃から、自分たちは”看護”を通して社会貢献している事への意識づけを、いかに高めてゆくかが重要なポイントになります。
時々「指示待ち症候群のスタッフばかりで困る」とお嘆きの管理者と出会いますが、それは管理者自身がそのようなスタッフを育てているのかもしれません。

松下幸之助氏は”物の見方・考え方”で、次のように表現しています。
□働くための意欲について
我々の働きが社会から喜ばれなければ、社会からの報酬も期待し得ないことを常に考えるべきである。価値ある仕事でも、世の中が認めてくれなければ意味がない。
□金だけが目的で仕事はできぬ
人間はパンのみで生きるのではないといわれる。場合によっては待遇の如何にかかわらず、人間としての務めをつくすという”強固な意志”が働くところに人間としての尊さがある。
□一人ひとりのメンバーがもっとも大切なこと
自分の仕事を通して人間として社会に奉仕するのだという考え方、つまり自分の一挙手一投足が全て自分の所属する会社、そして世の中に影響するのだという自覚が
大切である。

前回のセミナーでもスタッフについて
「技術だけは覚えられても、人と接することが不十分」
「お金のために看護師になったといい、キャリアアップを望んでいないと言い切る」
「専門職業人としての意識が低い」
という嘆きや、管理者として、
「あるべき姿や向かうべき方向を明確に示すことができない」
「問題の本質を深く追求することができない」
「中堅看護師に自分の思いや方向性を伝えても伝わらない」
というような悩みなど、さまざまな意見が出されました。

でも、やるのは貴方なのです!
もう一度立ち止まって、看護師を志して必死にチャレンジしたあの頃を思い出しながら、原点に戻ってみる機会をつくることが、今、必要なのかもしれません。

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